設備導入で鉄板加工の生産性UP!
製造業
岡崎建設
岡崎建設は大正期創業の老舗鉄工所です。畜舎などの特殊な鉄骨建物の建築を手掛ける傍ら、後継者である岡崎正喜さんが開発した自社オリジナルの薪ストーブ「Maki式薪ストーブ」や鉄製アウトドアギアの製造販売も行っています。
- 活用した制度
- 小規模持続化補助金
課題
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マンパワー不足による新たなビジネスへの転換
畜舎などの鉄骨建物の建築や修理には多くのマンパワーが必要になります。代表の岡崎さんは自身や従業員の高齢化、畜産農家の減少などで新たなビジネスの必要性を感じていました。
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曲線加工の精度向上
薪ストーブやアウトドアギアは、鉄骨建物に比べて細かい加工が必要になります。特に鉄板を曲線で切断するには手加工での精度に限界があり、外注するにも調達リードタイムの調整などの課題を抱えていました。
成果・結果
安芸高田市商工会の支援で、小規模事業者持続化補助金の申請を行いました。薪ストーブやアウトドアギアの売上アップを目指すための事業計画を策定し、補助事業では【CNCプラズマカッティングマシン】の導入を行いました。これにより、設計図面さえあればどんな形でもCNC(コンピュータ数値制御)で自動的に切断することができます。手作業での切断に比べて格段に速く、曲線切断の精度も向上しました。一部工程の内製化も実現し、リードタイムの短縮や外注費のカットにも効果が出ています。今後の課題は売り先を広げることです。商工会の経営支援を継続して受け、都市圏で開催される大規模な展示会にも出展予定です。
後継者岡崎正喜さん
商工会に相談してよかった!
CNCプラズマカッティングマシンを導入し、薪ストーブの生産能力がアップしました!大阪での展示会にも商工会の支援で出展を予定しており、薪ストーブの販路をどんどん増やしていきたいと思います。