商工会加入のメリットを最大限に実感
製造業
株式会社藤本工業
昭和60年創業の金属部品のプレス加工を行う製造業者。主に自動車部品200点を生産しています。強みは、プレス加工におけるせん断・曲げ・しぼり・成形・圧縮などの工法を組み合わせ、複合的なプレス加工が可能なこと。
- 活用した制度
- 専門家派遣 経営革新計画 ものづくり補助金
課題
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設備機器の老朽化による生産性の低下
取引先からの受注が増加傾向にある中、導入から26年が経過した主要ラインの生産能力では取引先の期待に応えられなくなっていた。時間あたりの生産能力を向上させるため、ボトルネックだった製品の搬送工程に新しい機械を導入する必要があった。
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不足する生産量を補うため、残業が多くなりがち
設備機器の老朽化による生産性の低下により従業員に負担がかかっており、時には代表者が生産ラインに入って対応することもあった。
成果・結果
まずは商工会がパイプ役となり、製造業に詳しい専門家を派遣。専門家が生産工程の課題を見抜き、課題を解決するために新たな機械を導入することになりました。導入までのスケジュールを計画に落とし込み、経営革新計画を作成。「6軸ロボット」を購入する資金を確保するため、代表、専門家、商工会が協力して「ものづくり補助金」の申請を行い無事採択となりました。経営革新計画による裏付けと商工会によるバックアップ体制により、金融機関からの協力もスムーズに受けることができました。本格稼働してから、生産力は1.5倍にUP。社員の残業時間が減り、月ベースの収支も安定しています。
代表取締役藤本隆成さん
商工会に相談してよかった!
これまで商工会が何をしているのか、よく分かっていませんでした。補助金の申請は企業だけではなかなか難しいこと。各種制度を活用した専門家との繋がりもでき、加入することのメリットを最大限に感じることができました。