身近なマーケットで無理なく創業店舗を持たない新しいスタイルを確立
ジョニーベーグル
山縣 正姫子さん
創業にかかる費用を最小限に抑え無理なく将来の業務拡大を目指す
Auto up
土橋 直人さん
こんな事業です!
車のへこみや擦り傷などを修理してくれる鈑金塗装店。ずっときれいに乗ってもらうために安全面にも配慮し、修理箇所だけでなくブレーキやオイルなど細かな所までチェックしてくれる丁寧な仕事が魅力。オーナー想いの細やかな心配りがうれしい。土橋さんは八千代神楽団でも活躍中。
安芸高田市八千代町上根1419
☎︎090-3635-5038
営業時間:9:00~18:00
定休日:不定休
父が自営業だったこともあり、専門学校在学中から創業への憧れを抱いていたという土橋さん。卒業後は、凄腕の技術者が多く在籍する自動車整備会社に就職。動かなくなった車を新車のように復元させる「レストア部門」に配属され、先輩たちから高度な技術を広く学びました。5年間経験を積んで独立への足掛かりを掴んだ土橋さんは、情報収集をするために市内の同業者数社を訪問。地域や業界の話を聞く中で「独立するなら若い時にした方がいい」という言葉が心に刺さります。すぐに商工会を訪問すると創業時に使える市の補助金があることを知り、夢が現実へと大きく動き出しました。
その後は、創業セミナーにも参加。事業計画書の作り方や創業に必要な心構えなどについて学び、具体的なプラン作りを始めました。まず決めたのは〝予算〟。補助金、自己資金など、準備できるお金と予算を照らし合わせ、それに合わせた無理のない初期投資をすることで金銭的な不安を取り除いていきました。創業当初は今ある設備でできる鈑金を中心に受注していましたが、今年度、小規模事業者持続化補助金の採択を受け、塗装用設備を導入。着実に業務範囲を拡大しています。「前の職場は自分ではなく会社を信頼して依頼する人がほとんど。今は自分の看板でお店に来てもらえることがすごく嬉しい」と話します。これからも技術革新が著しい自動車業界の中で、新しい情報や技術にアンテナを張りながら必要な設備を導入していく予定です。「将来的には車のことなら何でも任せられる存在になりたい」と話してくれました。
創業する時に、一番後押しになったのは、これまで培ってきた知識と経験でした。今、経験が積める場所があるなら、納得がいくまでとことんやった方がいい。それが自信に繋がって、創業への一歩が踏み出せるはずです。がむしゃらに頑張ってください!