地域に愛される祖父の養魚場を守りつつ、時代に合わせて進化
滝ヶ谷養魚場
舛本 隆介さん
30年間温めてきた運営ノウハウを思いっきりカタチにできる場所
OutdoorFun キャンプフィールド
須安 道秀さん
こんな事業です!
豊かな緑に包まれた場内に、3ヘクタールの湖と2本の沢が流れるロケーション抜群のキャンプ場。せせらぎと木漏れ日に癒される「せせらぎサイト」や湖畔すぐ側に設営できる「湖畔サイト」、キッチンやトイレを完備したコテージ、キャビンもあり幅広いニーズに応える。
安芸高田市美土里町横田12244
☎︎0826-59-2422
営業時間:9:00~17:00(予約・問い合わせ)
定休日:不定期あり(HPでチェック)
ホームページ:https://outdoorfun.jp/
須安さんは、庄原市高野町にある「大鬼谷オートキャンプ場」に30年勤め、西日本最大級のキャンプ場へと生まれ変わらせた手腕の持ち主。キャンプ場のレイアウト、集客のノウハウ、お客様を楽しませるテクニックなどそこで培った経験を活かして、いつか自分のキャンプ場を持ちたいと思っていました。須安さんが創業したこの場所は、もともと市が運営していた「ほととぎす遊園」というキャンプ場でしたが、廃止・譲渡が検討されていた施設のひとつ。「中国地方のキャンプ場を見て回った中で、以前から気になっていた場所でした。場内に湖や沢まである素晴らしいロケーションは創業後の光景がはっきりと浮かび、素晴らしいキャンプ場へ生まれ変わらせることができると確信しました」と話します。
自身の経験を活かして、土地の整備や建物の修繕などは自らの手で行い、イメージをどんどん形にしていく須安さん。資金は市の起業補助金やコロナ関連の助成金等を活用しました。第2次キャンプブームの到来や働き方の変化などで平日も稼働するなど、創業後は順調な滑り出し。「自分の考えたことをすべて実行できるのが創業のいいところ」と笑います。困難にぶち当たっても、それを困難に感じないのは、好きなことに全力で取り組んでいる証。「仕事と思ってやってないことが仕事になっているのも創業のいいところ」と付け加えました。須安さんが目指すのは価格に合ったサービスを提供できるクオリティの高いキャンプ場。先見性のある鋭い考察力がハード面にもソフト面にも活かされています。
創業する前も創業してからも様々な出来事が起こりますが、常に「なぜだろう?」と疑問を持って進んでほしいと思います。全てのことには理由があって、そこを自分なりに突き詰めて考えていくことが、いろんな物事のヒントに繋がるはずです。