30年間温めてきた運営ノウハウを思いっきりカタチにできる場所
OutdoorFun キャンプフィールド
須安 道秀さん
アルバイト先の社長の一言が自分自身を成長させるきっかけに
エクラス
高杉 聖さん
こんな事業です!
製造業の工場や事務所などを定期的に清掃する「日常清掃」を中心に、個人宅の清掃やハウスクリーニングなどを幅広く担当。近年、清掃を外注する企業が増加傾向にあり、市外からの問い合わせも多い。今後はスタッフを採用するなどして、業務を拡大していく予定。
安芸高田市吉田町高野76
☎︎080-2900-3779
営業時間:9:00~18:00
定休日:不定
清掃会社にアルバイトとして雇われ、主に製造業を営む企業の工場や事務所を定期的に清掃する「日常清掃」で長年経験を積んできた高杉さん。その働きぶりを認められ、勤めていた会社の社長から「今後も続けていくのなら、独立を視野に入れた方がいい」とアドバイスを受けました。清掃業はケルヒャー、ウエットバキューム、ポリッシャーといった業務用の清掃機器を多く使用するため、独立には資金が必要。また、その機器を保管する場所や運ぶための車も必要になります。商工会に相談したところ、市の起業補助金と日本政策金融公庫の融資を活用して資金を確保できることが分かり、創業に合わせて借りた自宅兼事務所の家賃の一部もサポートしてもらうことができました。「資金面の不安は制度でほぼ解消することができました」と振り返ります。
高い技術と信頼があった高杉さんは創業時に見込み客もあり、経営自体にそれほど苦労しませんでしたが、大きな課題となったのが経理や税務関係。「全く分からず、創業して年間は商工会の職員と一緒に2人3脚で取り組みました」と話します。現在は業績が好調で税理士に委託できるようになりました。創業してからはさらに自分の行動や言動に責任を持つようになったといい、「信頼関係を築くためには誠意のある言葉と行動が大切。人間的にも成長していると実感しています」と自信をのぞかせます。また、創業してから経営者との交流も増え、刺激を受けながら経営者としての成長も感じているそうです。この「成長」の実感が、創業の魅力だと教えてくれました。
創業って分からないことだらけですよね。自力でリサーチしてもよく分かりません。行政や商工会など、頼れるものは全部頼って、まず何をするべきかを教えてもらうこと。創業に活かせる制度はしっかりと活用して、できるだけ負担なくスタートしてください。